薬剤『アラガン社製ボトックス』ボトックスビスタ
アラガン社製ボトックスは、A型ボツリヌス毒素の中でも、高品質で安全性も高いことが知られています。
ボトックスビスタ®は、しわ治療法の1つであるボツリヌス治療に用いられる注射薬。
眉間や目尻など筋肉を動かすとできる「表情じわ」がある部分に注射することで、原因となっている筋肉をリラックスさせ、眉をひそめた時にできる眉間の表情じわや、笑った時にできる目尻の表情じわが次第に目立たなくなります。
「ボトックスビスタ®注用50単位」は国内で唯一、眉間の表情じわ及び目尻の表情じわの治療に用いられるボツリヌス治療薬として、製造販売承認を取得している医療用医薬品です(2016年5月現在)。
韓国製Neuronoxニューロノックス
ニューロノックスは、韓国メディトックス社が製造するボトックスのジェネリック(後発医薬品)です。KFDA(韓国食品医薬品安全庁)の認可を得て、韓国内では高いシェアを誇ります。
ゼミオン
リジェノックス
韓国のハンスバイオメド社が販売している製品です。
ゼオミンと同じく、A型ボツリヌストキシン製剤です。
KFDA(韓国食品医薬品安全庁)の認可を得て世界30ヵ国で使用されており、日本国内でも多数の症例があります。いわゆるジェネリック(後発医薬品)なので、料金も安価です。
中国製BTXA
中国 Lanzhou社のBTXA。中国製の安価なA型ボツリヌストキシン製剤です。
アレルギー反応の確率が他と比べて高く品質管理にも問題があるといわれています。不純物が多く含まれているためリスク高、アレルギー反応高、効果不安定。製製造過程での品質管理に疑問をもつ専門家も多いです。
英国Ipsen社製Dysport
ディスポート(Dysport)とよばれる製剤は、英国のIpsen社が製造しているA型ボツリヌス菌毒素で、主にヨーロッパで用いられています。
ボトックスとの違いは、製剤がボトックスのように乾燥粉末でではなく、希釈液剤として作られています。また、力価や注射後の薬剤の拡散の仕方がボトックスとは異なります。
Myobloc(マイオブロック)
アメリカ製でこれはこれまで述べてきたほかのボツリヌス菌と異なり、B型の毒素です。特徴はボトックスと異なり、注射翌日には効果が出ます(ボトックスでは3-5日後)。またボトックスなどのA型製剤に対して抗体ができた患者さんにも効果があります。FDAの認可を美容目的以外で得ています。